川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第2章・13・14

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第2章・13・14

第2章 愛欲

13 諸の欲望にしたがっているあいだは、心が満足を得ることが無かった。しかし欲望から退き休止することを反省して見て、明らかな智慧によってよく満足した人々は、実に満足しているのである。

14 欲望によっては満足することがないから、明らかな智慧をもって満足するほうが勝れている。明らかな智慧をもって満足した人を、愛執が支配することはできない。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

13 諸々の欲望にしたがっている(支配されている、奴隷になっている)あいだは、(決して)心が満足を得ることが無かった。(求不得苦)しかし欲望から退き(少欲知足で)休止することを反省して(気をつけて)見て、(仏法僧に帰依して)明らかな智慧によってよく(諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静の真理に)満足した(気づいている)人々は、実に満足(安楽)しているのである。

14 欲望によっては満足することがないから、明らかな智慧をもって(諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静の真理に)満足するほうが勝れている。明らかな智慧をもって満足した人を、もはや愛執(煩悩の中でも特に気をつけなければならない執着)が支配することはできない。
スポンサーサイト

PageTop