川口英俊の晴耕雨読ブログ

ダンマパダ・法句経・第26章・403-406

ダンマパダ・法句経・第26章・403-406

第26章 バラモン

403 明らかな知慧が深くて、聡明で、種々の道に通達し、最後の目的を達した人、---かれをわれは<バラモン>と呼ぶ。

404 在家者・出家者のいずれとも交らず、住家がなくて遍歴し、欲の少ない人、---かれをわれは<バラモン>と呼ぶ。

405 強くあるいは弱い生きものに対して暴力を加えることなく、殺さずまた殺させることのない人、---かれをわれは<バラモン>と呼ぶ。

406 敵意ある者どもの間にあって敵意なく、暴力を用いる者どもの間にあって心おだやかに、執著する者どもの間にあって執著しない人、---かれをわれは<バラモン>と呼ぶ。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

仏法の四法印(諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静)の学びが深く、明らかなる知慧があり、賢く聡明で、諸々の道(涅槃へと至る道)に通達し、最後の目的(阿羅漢果・完全なる悟り)に達した人、彼を私は<バラモン>と呼ぶ。

在家者(世俗の者・無明の闇を彷徨っている者)のみならずにもはや出家者(仏道を歩む者)とも交らず(ひとり静かに坐し、臥し)、住家(一箇所に留まるような家・執着物・束縛物)がなく(無所有・無執着)、遍歴し、(足るべきをわきまえて)欲の少ない人、彼を私は<バラモン>と呼ぶ。

強くあるいは弱い(どのような)生きものに対しても暴力を加えることなく、殺さずまた殺させることのない人、彼を私は<バラモン>と呼ぶ。不殺生。

(私に対して)敵意(怒り)ある者どもの間にあっても、(その者たちに対して)敵意(怒り)なく、(私に対して)暴力を用いる者どもの間にあっても、心穏やかに暴力も無く、(無明なる中において、執着物・束縛物について)執着する者たちの間にあっても、執着しない人(無執着・無価値・無所有な者)、彼を私は<バラモン>と呼ぶ。
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