川口英俊の晴耕雨読ブログ

ダンマパダ・法句経・第26章・383-385

ダンマパダ・法句経・第26章・383-386

第26章 バラモン

383 バラモンよ。流れを断て。勇敢であれ。諸の欲望を去れ。諸の現象の消滅を知って、作られざるもの(=ニルヴァーナ)を知る者であれ。

384 バラモンが二つのことがら(=止と観)について彼岸に達した(=完全になった)ならば、かれはよく知る人であるので、かれの束縛はすべて消え失せるであろう。

385 彼岸もなく、此岸もなく、彼岸・此岸なるものもなく、怖れもなく、束縛もない人、---かれをわれはバラモンと呼ぶ。

386 静かに思い、塵垢(ちりけがれ)なく、おちついて、為すべきことをなしとげ、煩悩を去り、最高の目的を達した人、---かれをわれはバラモンと呼ぶ。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

バラモン(真理に目覚めたる、ブッダ)たちよ、流れ(煩悩・執着)を断て。勇敢(克己)であれ。諸々の欲望を去れ(無くせ)。諸々の現象の消滅(諸行無常なる理)を知って、作られざるもの(=ニルヴァーナ、涅槃)を知る(悟る)者であれ。

バラモン(真理に目覚めたる、ブッダ)が二つのことがら(=止と観、禅定)について彼岸(涅槃の域)に達した(=完全になった)ならば、かれはよく知る(悟る)人であるので、かれの束縛(煩悩・執着)は全て消え失せるであろう。

彼岸(未来との意味が有力、本意は涅槃・悟りの域)もなく、此岸(現在・現世との意味が有力、本意は煩悩・迷いの域)もなく、彼岸・此岸(未来・現在、輪廻転生の意)なるものもなく、怖れもなく、束縛(執着)もない人、かれをわれはバラモン(真理に目覚めたる、ブッダ)と呼ぶ。(完全なる無執着の極限、煩悩を無くす、執着しないということにも執着しない、煩悩即菩提、色即是空・空即是色)。(彼岸、六処、眼耳鼻舌身、此岸、六処、色声香味触法)。

静かに思い(禅定)、塵垢(汚れ)なく、落ち着いて、なすべきことをなしとげ、煩悩を去り、最高の目的(完全な悟り・阿羅漢・涅槃)に達した人、かれをわれはバラモン(真理に目覚めたる、ブッダ)と呼ぶ。
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