川口英俊の晴耕雨読ブログ

ダンマパダ・第15章・202・203・204

ダンマパダ・法句経・第15章・202・203・204

第15章 楽しみ

202 愛欲にひとしい苦しみは存在しない。ばくちに負けるとしても、憎悪にひとしい不運は存在しない。
このかりそめの身にひとしい苦しみは存在しない。やすらぎにまさる楽しみは存在しない。

203 飢えは最大の病いであり、形成せられる存在(=わが身)は最もひどい苦しみである。このことわりをあるがままに知ったならば、ニルヴァーナという最上の楽しみがある。

204 健康は最高の利得であり、満足は最上の宝であり、信頼は最高の知己であり、ニルヴァーナは最上の楽しみである。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

安楽なる涅槃(ニルヴァーナ)が、この世における最上なるものであるということについて、各種の苦しみと比較して述べられている。

愛欲(性欲)の苦しみ、憎悪(怒り)による損失、無常の中における陽炎のようなわが身の苦しみ、それぞれに等しいものはない。

飢えは最大の病であり、無常の中において形成せられる存在(わが身)は最悪なる苦しみである。

健康は最高の利益であり、満足は最高の宝であり、信頼は最高に己を知ることであり、最上の安楽は涅槃(ニルヴァーナ)である。
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