川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第30章・41・42

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第30章・41・42

第30章 楽しみ

41 何物ももっていない人々は楽しんでいる。何物ももっていない人々は智慧の徳をもっているからである。見よ! 人々は人々に対してかたちが縛られ、何物かをもっているために(かえって)悩んでいるのを。

42 他人に従属することはすべて苦しみである。自分が思うままになし得る主であることはすべて楽しみである。他人と共通のものがあれば、悩まされる。束縛は超え難いものだからである。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

41 何物ももっていない(本来無一物を知り、無執着・無所有の)人々は楽しんでいる。何物ももっていない(本来無一物を知り、無執着・無所有の)人々は智慧の徳をもっているからである。見よ! 人々は人々に対してかたちが縛られ(執着・妄執・愛執・我執に縛られ)、何物かをもっているため(執着・妄執・愛執・我執、束縛)に(かえって)悩んでいるのを。

42 他人に従属すること(執着・妄執・愛執・我執、束縛・所有)はすべて苦しみである。自分が思うままになし得る主であること(克己)はすべて楽しみである。他人と共通(執着・妄執・愛執・我執、束縛・所有)にのものがあれば、(苦しみ)悩まされる。束縛は(なかなかにも)超え難いものだからである。
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