川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第30章・37・38

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第30章・37・38

第30章 楽しみ

37 心のうちには怒りが無く、変転する迷いの生存をとどめ、つねに憂いを離れて、すっかり楽しんでいる人を、神々も見ることができない。

38 この世で教えをよく説き、多く学んで、何物ももたない人は、楽しい。見よ!人々は人々に対して心が縛られ、何物かをもっているために(かえって)悩んでいるのを。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

37 心のうちには怒り(煩悩・悪感情による怒り)が無く、変転する迷い(諸行無常・諸法無我の真理が分からずに迷い)の(苦のうちに)生存をとどめ(止めて)、つねに憂いを離れて、すっかり楽しんでいる人(安楽なる涅槃に至った人)を、神々も見ることができない。

38 この世で教え(四法印・四聖諦)をよく説き、多く学んで、何物ももたない人(本来無一物を知り、無執着・無所有の人)は、楽しい。見よ!人々は人々に対して心が縛られ(執着・妄執・愛執・我執に縛られ)、何物かをもっている(執着・妄執・愛執・我執、束縛の)ために(かえって)悩んでいるのを。
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