川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第29章・55・56

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第29章・55・56

第29章 ひと組みずつ

55 世の人々は誘うために網のようにからみつき執著をなす妄執は、かれには存在しない。ブッダの境地は、ひろくて涯しがない。足跡をもたないかれを、いかなる道によって誘い得るであろうか?

56 想を払いのけて、心の内がすっかり静かになっている人は、すべての想い・執著を乗り超えて、束縛を離れ、未だ渡らぬ聖河合流霊域におもむく。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

55 世の人々は誘うために網のようにからみつき執著をなす妄執(煩悩・我執・愛執・執着物・束縛物・所有物)は、かれには存在しない。ブッダの境地は、ひろくて涯しがない(無相)。足跡をもたないかれを、いかなる道によって誘い得るであろうか?(苦・迷いの輪廻から解脱している。)

56 想を払いのけて(深い禅定に入り)、心の内がすっかり静かになっている人は、すべての想い・執著(煩悩・我執・愛執・執着物・束縛物・所有物)を乗り超えて、束縛を離れ、未だ渡らぬ聖河合流霊域(ニルヴァーナ・安楽なる涅槃)におもむく(苦・迷いの輪廻から解脱している。)
スポンサーサイト

PageTop