川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第29章・50・51

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第29章・50・51

第29章 ひと組みずつ

50 地中の根に皮もなく、葉もなく、蔓草もまとっていないで、束縛から解き放たれたこのしっかりとした人を、誰が非難し得るだろうか?

51 妄想して考え出された現象界もなく、個人存在の連続もなく、障害もなくなって、はたらきのなくなった人、---愛執を離れて行じている聖者を、神々も世人も、それだと識ることがない。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

50 地中の根(迷い・苦の輪廻)に皮もなく、葉もなく、蔓草もまとっていない(渇愛・執着・所有・束縛が無くなったの)で、束縛から解き放たれたこのしっかりとした人(智慧があり、迷い・苦の輪廻から離れ解脱した人)を、誰が非難し得るだろうか?

51 (我執・愛執・妄執などの煩悩で)妄想して考え出された現象界(存在・現象)もなく、個人存在の連続もなく(諸法無我)、障害もなくなって(執着・束縛・所有も無く)、はたらきのなくなった人(苦・迷いから解脱した人)、---(この、執着・妄執・我執・)愛執を離れて行じている聖者を、神々も世人も、それだと識ることがない。(縁起空・中道・上も下も右も左も中間もない・無相)
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