川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第29章・15・16

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第29章・15・16

第29章 ひと組みずつ

15 つねにこの世のものを浄らかだと思いなして暮し、感官を慎まないで、食事の節度を知らず、目ざめているときに下劣な者は、情欲・怒り・迷妄・慢心・貪り・愛執にうちひしがれる。弱い樹木が風に倒されるようなものである。

16 つねにこの世のものを不浄だと思いなして暮し、感官をよく慎しみ、食事の節度を知り、目ざめているときに勤めはげむ者・心の統一している者は、情欲・憎しみ・迷妄・慢心・貪り・愛執にうちひしがれない。堅固な岩山が風にゆるがないようなものである。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

15 つねにこの世の(世俗なる)ものを浄らかだと思いなして暮し、感官(六受、六感〔眼・耳・鼻・舌・身・意〕)を慎まないで、食事の節度を知らず(足るべきをわきまえず)、目ざめているときにも下劣な者は、情欲・怒り・迷妄・慢心・貪り・愛執にうちひしがれる。弱い樹木が風に倒されるようなものである。(煩悩にやられてしまい迷い苦しむ)

16 つねにこの世の(世俗なる)ものを不浄だと思いなして暮し、感官(六受、六感〔眼・耳・鼻・舌・身・意〕)をよく慎しみ、食事の節度を知り(足るべき知り)、目ざめているときに勤めはげむ(精進努力)者・心の統一(禅定)している者は、情欲・憎しみ・迷妄・慢心・貪り・愛執にうちひしがれない。堅固な岩山が風にゆるがないようなものである。(煩悩にやられずに迷い苦しまない)
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