川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第26章・30・31

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第26章・30・31

第26章 安らぎ(ニルヴァーナ) 

30 (自分に)ひとしい、あるいはひとしくない生れ、生存をつくり出す諸の形成力を聖者は捨て去った。内的に瞑想を楽しみ、心を安定統一して、(自分の)覆いを破ってしまった。---卵の膜を破るように。

31 教えを説いて与えることはすべての贈与にまさり、教えを味わう楽しみはすべての楽しみにまさり、忍耐の力はすべての力にまさり、妄執をすべてほろぼすことは(すべての)快楽にうち勝つ。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

30 (輪廻の業に従って、)(自分に)ひとしい、あるいはひとしくない生れ、生存をつくり出す諸の形成力(煩悩)を聖者(正覚者)は捨て去った。内的に瞑想を楽しみ、心を安定統一(禅定)して、(自分の)覆い(五蓋、貪欲・瞋恚・睡眠・掉挙・疑)を破ってしまった。---卵の膜を破るように。

31 (四法印・四聖諦・八正道など仏法の)教えを説いて与えることはすべての贈与にまさり、教えを味わう(仏法の真理に親しむことは)楽しみはすべての楽しみにまさり、忍耐(精進努力)の力はすべての力にまさり、妄執(煩悩・妄想・我執・愛執・諸々の執着)をすべてほろぼすことは(すべての)快楽(享楽)にうち勝つ。
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