川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第26章・25・26・27

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第26章・25・26・27

第26章 安らぎ(ニルヴァーナ) 

25 来ることも無く、行くことも無く、生ずることも無く、没することも無い。住してとどまることも無く、依拠することも無い。---それが苦しみの終滅であると説かれる。

26 水も無く、地も無く、火も風も進入しないところ、---そこには白い光も輝かず、暗黒も存在しない。

27 そこでは月も照らさず、太陽も輝かない。聖者はその境地についての自己の沈黙をみずから知るがままに、かたちからも、かたち無きものからも、一切の苦しみから全く解脱する。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

25 (禅定に入り、中道を正しく悟った者には、すでに執着するもの、束縛するものから離れ、)来ることも無く、行くことも無く、生ずることも無く、没することも無い。住してとどまることも無く、依拠することも無い。---それが苦しみの終滅である(迷いの無くなった安楽なる涅槃)と説かれる。

26 水も無く、地も無く、火も風も進入しないところ(水・地・火・風、物質を構成する素粒子が無い、無色界)、---そこには白い光も輝かず(渇愛・執着の光は無くなり、それがゆえに影である)、暗黒(無明・迷い・煩悩・苦しみ)も存在しない。

27 (無色界における禅定、)そこでは月も照らさず、太陽も輝かない。聖者(正覚者)はその境地についての自己の沈黙(禅定)をみずから知るがままに、かたちからも、かたち無きものからも、一切の苦しみから全く解脱する。(迷いの無くなった安楽なる涅槃に至る)。
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