川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第26章・16・17

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第26章・16・17

第26章 安らぎ(ニルヴァーナ) 

16 身体を壊(やぶ)り、表象作用と感受作用とを静めて、識別作用を滅ぼすことができたならば、苦しみが終滅すると説かれる。

17 見られたことは見られただけのものであると知り、聞かれたことは聞かれただけのものであると知り、考えられたことはまた同様に考えられただけのものであると知り、また識別されたことは識別されただけのものであると知ったならば、苦しみが終滅すると説かれる。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

16 身体を壊(やぶ)り(色・肉体の我執を離れ)、表象作用(想・表象、イメージ)と感受作用(受、感覚・感受、六感〔眼・耳・鼻・舌・身・意〕)とを静めて(想・受の我執を離れて)、識別作用(識・意識・認識)を滅ぼす(識の我執を離す)ことができたならば、苦しみが終滅すると説かれる。

17 見られたことは見られただけのものであると知り、聞かれたことは聞かれただけのものであると知り、考えられたことはまた同様に考えられただけのものであると知り、また識別されたことは識別されただけのものであると知ったならば、(これらのことについて、無常・無我を悟って、妄執・我執、執着を離したならば)苦しみが終滅すると説かれる。
スポンサーサイト

PageTop