川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第26章・1・2

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第26章・1・2

第26章 安らぎ(ニルヴァーナ) 

1 亀が諸の肢体(首と四肢と尾と)を自分の甲のなかにひっこめるように、自分の粗雑な思考をおさめとり、何ものにも依存することなく、他人を悩ますことなく、束縛の覆いを完くときほごして、なんぴとをも謗るな。

2 忍耐、堪忍は最上の苦行である。安らぎ(ニルヴァーナ)は最高のものであると、諸のブッダは説きたまう。他人を害する人は、他人を悩ますのだから、出家した〈道の人〉ではない。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

1 亀が諸の肢体(首と四肢と尾と)を自分の甲のなかにひっこめるように(しっかりと仏法の教えを守り)、自分の粗雑な思考(妄想・妄執・我執・愛執)をおさめとり、何ものにも依存することなく(無執着・無束縛・無所有)、他人を悩ますことなく(他人に迷惑をかけず害することなく)、束縛(諸々の執着・苦しみの素)の覆いを完く(全て)ときほごして(解脱して)、なんぴとをも謗るな(害し傷つけるな)。

2 忍耐、堪忍(戒律・規律に耐忍ぶ・堪忍ぶこと)は最上の苦行である。安らぎ(ニルヴァーナ)(涅槃)は最高のものであると、諸のブッダ(阿羅漢)は説きたまう。他人を害する人は、他人を悩ますのだから、出家した〈仏の道の人〉ではない。
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