川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第12章・7

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第12章・7

第12章 道

7 「一切の形成されたものは空である」と明らかな智慧をもって観るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

7 「一切の形成されたものは空である」(諸行皆空)と明らかな智慧をもって観るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる(苦の輪廻からの解脱の)道である。

空・・実体がないことの意で、「諸行皆空」は「諸法無我」と同意。諸行無常なるこの世においは、何にも固定した実体がないために、何にもしがみつけない、何も所有できるものはない、何にも執着できないことを悟って、苦しみの原因である渇愛・執着、煩悩を尽滅させて輪廻から解脱し、涅槃へと向かわなければならない。

四法印は、「諸行無常」「諸法無我」「一切皆苦」「涅槃寂静」。「諸行皆空」は「諸法無我」と同意のため、法印には列記されなかったと考えます。空論についてはまたじっくりと扱いたいと考えております。
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