川口英俊の晴耕雨読ブログ

感興のことば・第12章・1・2・3

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第12章・1・2・3

第12章 道

1 明らかな智慧によって四つの尊い真理を見るとき、この人は迷える生存の妄執を破り摧(くだ)く道を明らかに知る。

2 風によって吹き上げられた塵が雨によって静まるように、ひとが明らかな智慧によって見るときに、諸の欲望の思いが静まる。

3 この世においては、実相を洞察するに至るこの智慧が、最もすぐれている。それによってひとは、生れと死の尽きてなくなることを正しく明らかに知る。

岩波文庫「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳より

英俊・解釈コメント

感興のことば・ウダーナヴァルガ・第12章・1・2・3

第12章 道

1 明らかな智慧によって四つの尊い真理(四法印、諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静、四聖諦、苦諦・集諦・滅諦・道諦)を見るとき、この人は迷える生存(苦の輪廻転生)の妄執(煩悩)を破り摧(くだ)く道を明らかに知る。

2 風によって吹き上げられた塵(悪魔、マーラ、煩悩)が雨(四法印、諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静、四聖諦、苦諦・集諦・滅諦・道諦)によって静まるように、ひとが明らかな智慧によって見るときに、諸の欲望の思い(渇愛・煩悩)が静まる。

3 この(諸行無常なる)世においては、実相(諸の無常なる現象)を(瞑想にて)洞察するに至るこの(仏法の)智慧が、最もすぐれている。それによってひとは、生れと死(輪廻の生滅)の尽きてなくなる(涅槃に至る)ことを正しく明らかに知る。
スポンサーサイト

PageTop